40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

Withコロナの日記 前編(Day 0~Day 3)

社会が「Withコロナ」状態になってからもうすぐ丸2年。とうとう我が家にもコロナがやってきた。社会という大きな枠組みではなく、家庭という小さな枠組みの中での「Withコロナ」生活を送った。状況やその時の考えを日記として記録。毎日書いていたらとても長くなったので、前編後編に分けた。

 

Day 0  土曜日

長男、朝6時15分ごろに唸る。5時に目覚めてそれから眠れなかったらしい。だるいと言いながら、6時半ごろ起床。いつものように朝食を自分で準備。その後、30分間のゲームタイム。ゲームができるくらいなら大丈夫だろうと思い、私は子供たちの日本語補習校(土曜校)の弁当作りをしていたら、ゲーム後にまた「だるい」と言い始めた。本人がテストしたいというので、数日前にPCR検査場で無料でもらってきたRAT(迅速抗原テスト)の残りで検査。実はこの数日前、学童保育にて陽性ケースがでたため検査に行ってPCRを受けようとしたら、代わりにRATを4本くれたのだった。その時は陰性だったのに、今度は陽性に…。液体を垂らして1分も経たずに、前回は出なかった「T」にうっすらラインが出始めたのを見たとき、あー、こりゃコロナかかったわ、とすぐにわかった。

 

すかさず他の3人(夫、私、次男)も家にあったRATで調査。これは小学校から配布されたものを使わせてもらった。結果3人は陰性。長男だけが陽性だった。お弁当も教科書も上履きもカバンに詰めて、夏休み明け初めての土曜校に行く直前の出来事。行く前に検査して本当に良かった。

 

急いで各所に連絡。①土曜校のそれぞれの担任の先生に休むことを連絡 ②州政府のサイトから陽性結果の登録 ③学校から案内されていた学校用の州政府のページにて陽性結果の登録 ④通常の学校欠席連絡サイトでも月曜日から休むことを連絡 ⑤前日と前々日に参加していた学童保育へメールで連絡 ⑥翌日予約していたワクチン接種のキャンセル手続き。自分の分は州のHPでできたが、子供の分は電話しないといけないらしく、電話にて事情を話してキャンセル完了。とりあえず必須の連絡先はこれでカバーできたはず。

 

そうして今度はプライベートな関係に連絡。⑦土曜校の後にホームパーティするはずだった友人に連絡とドタキャンのお詫び。⑧数日前に長男が遊んだ友人のお母さんにも陽性結果の連絡。とりあえず、連絡系はこれで終わり。これらを情報を調べながら1時間くらいで一気に済ませたのでどっと疲れた。久しぶりに仕事スイッチが入った。

 

午後になって州のHPで陽性時の規則を再確認。陽性者とその同居人は7日間の自宅隔離。ロックダウン中と異なり、一歩も外(敷地外)には出られない。自宅の庭には出られるので、前庭と裏庭がある一軒家で良かった。いつコロナにかかってもおかしくないということで、4人×7日分の食料のストックはしていた。米5キロ、パスタ、そうめん、シリアルなどの穀類、ツナやトマト、コーンなどの缶詰もある。肉はジプロックに入れて7日分冷凍してあるし、普段は食べない冷凍野菜(ブロッコリー)もストック。牛乳は長期保存ができるパックのものを5リットル以上保管。トイレットペーパーは10ロール以上、パナドールも十分あるし、特にすぐ必要になるものはない。

 

生野菜やフルーツ、卵は不足するが、7日間なら栄養バランスを多少無視しても良いだろう。と思いつつ、せっかくの機会なので、スーパーの宅配も試してみようとColesのデリバリーに登録。初回は100ドル以上頼むと無料で届けてくれるらしいので、ビール24本(約50ドル)も追加で注文。非日常モードでちょっとハイになっている自分がいた。

 

長男は寝室にこもっていた。なるべくその部屋には入らないようにして、他3人は別の場所で過ごした。ランチは、補習校にもっていこうと朝作ったお弁当をそれぞれ食べた。大人は適当に家にあるもので済ませる。長男少しだるそうだったので、パナドールを1錠飲んだらよくなったみたい。暇なのでベッドの上でYoutubeを見たり、コロコロコミックを読んだり。熱はないし、咳もしていない。少し眩暈があるらしい。でも全体としては軽症に分類できると思う。

 

私は午前中にどうしても仕上げないといけない作業があったので、2時間ほど自室で集中してワーク。正午にドラフトを指導教官に送付。午後は次男と室内遊びしながらまったりと過ごしていたらあっという間に夕方。自宅にある材料でカレーを作った。長男は食欲がないかと思ったけど、意外と食べることができて安心。来週から新学年が始まるのに、そこにいられないのがとても残念そうで可哀そうになった。

 

午後になって、州政府からSMSあり。緊急時の連絡先や隔離のルールについてのリマインド。1週間後の土曜日に隔離が解けるらしい。また、近所の公立病院からもSMSが届いた。健康状態をケアするデータベースに登録された模様。指定されたリンクから毎日健康状態を報告することになっている。懸念がある場合、その公立病院から連絡が来るらしい。

 

Day 1 日曜日

朝、いつもどおり7時ごろ起床。長男はかなりすっきりとしているようだったので安心。隔離部屋に朝食を食べていた。その後ゲーム。ベッドの上でダラダラしていた。動画見たり、友達と通信しながらゲームしたり、工作したり。

 

次男が暇していたので、ロックダウン用に買っていたクッキーのキットを開封して朝からクッキーづくり。時間はたっぷりあるので、粉を混ぜたり、卵を割ったり、ほとんど6歳の次男にやらせてみた。クッキーづくりをしているとロックダウンを思い出すなあ(私は普段はお菓子作りなんてしないから)。一歩も家から出られないというのが違う点だけど、そのことをあまり考えないようにすれば、慣れた感じでもある。

 

午後になって、学童保育の本部と担当の先生から前日のメールに対する返信あり。その後、学童保育の一斉メールにて、先週陽性者が参加していたとのこと(長男のこと)。1週間前にも同じフォーマットのメールが来ていたが、今度はうちが当事者になってしまった。そうしていたら、土曜校からもメール。「あれ、うちは土曜校は欠席しているから、皆にお知らせしなくても良いのにな」と思って添付を開いたら、違う学年の子で陽性の子がいたようだった。もうそこら中にあるコロナ。

 

夕食はハンバーグ。長男はおかわり。食欲十分。シャワーも浴びられたし、だんだん普通になってきた。でもウィルスは排出されているはずなので、油断は禁物。時間差で家族がかかった時の隔離ルールや、コロナ感染後のワクチン接種時期などについて、州や連邦政府のホームページを調べまくり、知識を頭に入れておいた。

 

Day 2 月曜日

長男完全復活。学校に行きたいなー、と。6年生の第1週は色々決めごとがあって大事らしい。でも仕方がないね。ちなみに、コロナに一度かかった人は、その先30日間はクロースコンタクトなどに該当されても隔離不要というルールがある(州政府からのSMSに書かれていた)。免疫が付くから。とりあえず、今回の隔離が明けたら、長男についてはこの先1か月は感染や隔離の心配はしなくて良さそう。

 

ワクチンは症状がなくなれば打って良いらしいが、4か月後まで猶予されるとのこと(つまり4か月間くらいは感染による免疫が続くということらしい)。ただ、まだ調査中でもあるのでルールは変わる可能性あり。

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https://www.health.gov.au/initiatives-and-programs/covid-19-vaccines/advice-for-providers/clinical-guidance/additional-considerations#:~:text=in%20special%20circumstances.-,Vaccination%20after%20testing%20positive%20for%20COVID%2D19,least%20this%20amount%20of%20time.

朝10時ごろ、Colesで注文していた食材が届いた。不安だったが、卵も割れておらず、量り売りのブドウなどもきれいなものが来てよかった。2つ欠品があったものは値段を請求されない。注文していない肉が入っていた。今までオーストラリアのデリバリーは信用していなくて、なるべく避けていたが、意外と便利で良かった。数ドルの配達料で届けれくれるから、これからもちょこちょこ使うかもしれない。

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午後には日本の両親からの荷物が届いた。お菓子がいっぱい。長男がリクエストしたミニ四駆(私が楽天で遠隔注文)が履いていたので、長男大喜び。隔離中に届いてグッドタイミング。
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夜、長男は友達とLINEでビデオ通話。長男の状態を心配してLINEしてくれた。久しぶりに話すからなのか、1時間弱の長電話。お互いのミニ四駆を見せ合って情報交換したり、昼間に作った段ボールのコースを走らせる様子を見せていて、長男はかなりの気晴らしになった模様。優しい友達。

 

Day 3 火曜日

この日も長男の体調は通常。でもウィルスは排出されているはずなので予断は許さない。毎朝の健康状態登録をするほかは普通に過ごす。何か変化が欲しいから、ランチはKFCをデリバリーしてみた。店舗が近いためか、注文から約20分後に配達完了。配達料9ドル。まあこんなもんかな。郊外での生活はなかなか便利だ。

 

長男はミニ四駆が完成したので今度は段ボールを使ってコースづくり。何時間も集中して部屋で工作。かなり本格的なコースを作っていた。この人は机に向かう勉強よりもこういうことの方が得意なんだろうなあ、と見ていて思う。私なら子供の時も今でも何時間も工作に向かうことはできない。当たり前だが、自分の子供であっても違う人間。

 

ロックダウンの時は、厳しい時でも1時間はエクササイズのための外出が許されていた。自宅隔離になると家から一歩も出られない。これでは完全に運動不足になる。今住んでいる一軒家は裏庭がまあまあ広く、前庭やサイドにも庭というかグリーンの部分がある。私は家の外周をぐるっと一周回れることになっている。今日は家の周りを5周、ジョギングしてみた。普段自転車は乗るがジョギングはしないので、5周しただけで息が上がった。長男もその後に10周ジョギング。コロナ患者の長男の方が普通に走れている。

 

後編に続く。