40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

2022元日 猛暑のメルボルンシティ

前回の記事に引き続いて、元日の記録。

 

fourty.hatenablog.com

 

1年前と全く同じ行動をとる。朝起きたら朝食会場に。昨年はコロナ禍ということで、ビュッフェスタイルが廃止されていて、アフタヌーンティーで使うような皿が3段くらい重なったタワーに朝食を盛り付けてくれるスタイルだった。今年の方がコロナが何万倍も多いのに、ビュッフェスタイルが復活。コロナなんてどこに行ったのか、というくらい普通のホテルビュッフェに戻っていた。

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ホテルの朝食会場

私は朝ご飯をたくさん食べられないので、ホテルのビュッフェではいつも厳選する。昨年はなかったが、オムレツを作ってくれるサービスも復活していたので、好きな材料を言って作ってもらった。ホテルっぽくて良い。大柄なオージーたちがもりもり食べているのを見ると、なんでか損したような気分になるが、ホテルのレストランでゆっくりととる朝食は贅沢な気分を味わえて思い出になる。

 

この日も体温越えの予想気温だった。10時ギリギリまでホテルに滞在してから街歩きに出発。もしこんなに暑くない日であれば一日遊びたかったけど、35度以上ある中で歩き回れば体力を奪われることが見えていたので、午前中だけで引き上げることとした。

 

街歩きを開始したが、暑さのせいなのか、コロナのせいなのか、元日のせいなのかわからないが、店はほとんど閉まっていてガラーンとしていた。

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ハイブランドの店が並ぶCollins Streetも人がまばら

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メルボルンシティの中にたくさんある古い建物の一つ

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数ある有名な路地裏通りの中で、Centre placeは少しだけお店が開いていた

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有名なDegraves Streetは閑散としていた

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Degraves Streetのお店のいくつかは閉店(ガイドブックにも載っているカップケーキ屋が潰れていた)

気温はすでに30度を超していて、子供たちは不機嫌に。もう帰ろうか、となったが、どこか一か所行ってみようということで、NGV(州立美術館)に。ここは入場無料の施設で、元日もオープンしている上、帰るための駅にも近くてベスト。

 

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NGVの建物は近代的

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下調べしないで適当にアート鑑賞

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NGVからの景色、ヤラ川の向こう側

外は暑いし、飲食店の多くは閉まっているため、NGVの中にあるカフェで軽くランチ。ホテルでたらふく朝食を食べたので、私は飲み物だけで良いくらい。

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暑くて良いことはビールがおいしいこと。2022年の初ビールは地元の醸造所が作るサマーエール

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NGVのすぐ前にはこれまた観光名所なHosier Lane(ストリートアートで有名)。いつもは写真を撮る人で混んでいるのに、この日はガラガラだった

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駅前にあるセント・ポール大聖堂はこの日は中に入れなくて残念

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帰りはメルボルンのシンボル?Flinders Street駅から電車に乗った

家には午後の早い時間に到着。まだまだ天気が良いから早速洗濯機を回した。あとは特にやることがない元日。日本にいる両親に電話したり、読みかけの小説を読んで過ごした。

 

メルボルン在住の日本人ママたちは立派なおせちを作っていたりもするが、私は一ミリもおせちを作る気はない。日本の正月は好きだけど、関東にある夫の実家と中部にある私の実家をはしごし、親戚に会ったり正月料理を手伝ったりして、意外とバタバタするので疲れる。家族以外の誰にも会わず冷房が効いた自宅でビールを飲みながら、研究とは関係ない小説を読む方がリラックスできて良い。こんなに何もないのんびりとした元日を過ごせるのもオーストラリアにいる今だけなのかな。コロナの件数が爆発的に増えている中でシティで過ごしたが、予想以上に開いている店も歩いている人も少なく、寂しく思う一方、感染リスクの観点では安心できた正月だった。

 

とりあえず私の正月休みは12月31日と1月1日で終わり。翌日1月2日からはぼちぼち仕事始め。8月の国際学会に提出するためのペーパーの修正。でも子供たちが家にいるので、フルタイムでは働けなかった。1月2日と3日にそれぞれ数時間ずつ作業して、1月4~7日に稼働予定の副指導教官に送付。私は1月4~7日で再び旅行に…。旅行から帰ってきたら、副指導教官からのフィードバックが届いていたので反映し、無事一昨日に提出完了。年末年始の2週間は研究と遊びを数日ごとに繰り返す過ごし方だった。