前回の記事に引き続いて、元日の記録。
1年前と全く同じ行動をとる。朝起きたら朝食会場に。昨年はコロナ禍ということで、ビュッフェスタイルが廃止されていて、アフタヌーンティーで使うような皿が3段くらい重なったタワーに朝食を盛り付けてくれるスタイルだった。今年の方がコロナが何万倍も多いのに、ビュッフェスタイルが復活。コロナなんてどこに行ったのか、というくらい普通のホテルビュッフェに戻っていた。
私は朝ご飯をたくさん食べられないので、ホテルのビュッフェではいつも厳選する。昨年はなかったが、オムレツを作ってくれるサービスも復活していたので、好きな材料を言って作ってもらった。ホテルっぽくて良い。大柄なオージーたちがもりもり食べているのを見ると、なんでか損したような気分になるが、ホテルのレストランでゆっくりととる朝食は贅沢な気分を味わえて思い出になる。
この日も体温越えの予想気温だった。10時ギリギリまでホテルに滞在してから街歩きに出発。もしこんなに暑くない日であれば一日遊びたかったけど、35度以上ある中で歩き回れば体力を奪われることが見えていたので、午前中だけで引き上げることとした。
街歩きを開始したが、暑さのせいなのか、コロナのせいなのか、元日のせいなのかわからないが、店はほとんど閉まっていてガラーンとしていた。
気温はすでに30度を超していて、子供たちは不機嫌に。もう帰ろうか、となったが、どこか一か所行ってみようということで、NGV(州立美術館)に。ここは入場無料の施設で、元日もオープンしている上、帰るための駅にも近くてベスト。
外は暑いし、飲食店の多くは閉まっているため、NGVの中にあるカフェで軽くランチ。ホテルでたらふく朝食を食べたので、私は飲み物だけで良いくらい。
家には午後の早い時間に到着。まだまだ天気が良いから早速洗濯機を回した。あとは特にやることがない元日。日本にいる両親に電話したり、読みかけの小説を読んで過ごした。
メルボルン在住の日本人ママたちは立派なおせちを作っていたりもするが、私は一ミリもおせちを作る気はない。日本の正月は好きだけど、関東にある夫の実家と中部にある私の実家をはしごし、親戚に会ったり正月料理を手伝ったりして、意外とバタバタするので疲れる。家族以外の誰にも会わず冷房が効いた自宅でビールを飲みながら、研究とは関係ない小説を読む方がリラックスできて良い。こんなに何もないのんびりとした元日を過ごせるのもオーストラリアにいる今だけなのかな。コロナの件数が爆発的に増えている中でシティで過ごしたが、予想以上に開いている店も歩いている人も少なく、寂しく思う一方、感染リスクの観点では安心できた正月だった。
とりあえず私の正月休みは12月31日と1月1日で終わり。翌日1月2日からはぼちぼち仕事始め。8月の国際学会に提出するためのペーパーの修正。でも子供たちが家にいるので、フルタイムでは働けなかった。1月2日と3日にそれぞれ数時間ずつ作業して、1月4~7日に稼働予定の副指導教官に送付。私は1月4~7日で再び旅行に…。旅行から帰ってきたら、副指導教官からのフィードバックが届いていたので反映し、無事一昨日に提出完了。年末年始の2週間は研究と遊びを数日ごとに繰り返す過ごし方だった。