先週から週末にかけて、生活や子供のことがバタバタとしてブログを書けていなかった。生活については引っ越しをすることになったこと、子供のことについては長男の新たな習いごと(公文)や次男の日本語補習校の入学審査など。これらのことについては、また改めて記事を書こうと思う。
とりあえず、自分の博士課程の進捗について記録。昨日月曜日は指導教官とのミーティング。1月まるまる1か月間休んでいた副指導教官も復活。久しぶりに3人でのミーティング。最近、私は週に3日ほどキャンパスに行っているが、引き続きミーティングはZoomで行うため、ミーティングがある日はWork from homeという逆転現象?が起きている。3月初に控えている1年目の審査に向けて、レポートはほぼ最終化した。指導教官からのOKが出たのでこれで晴れて提出できる。パネルについても、無事イギリスの先生や学部側との時間調整がついて、特別に朝9時から(と言ってもイギリスは夜の10時から)にしてもらえた。イギリスの先生は、私だけのために夜の10時~11時に仕事してくれる。指導教官とのやり取りメールが転送されてきたけど、この借りは赤ワインで返すらしい。指導教官もわざわざ私のために調整してくれてありがたい。
それで肝心のプレゼンの方は、スライド16枚に読み原稿を作って、先週5~6回練習。20分の持ち時間に対して16分ほどで少し短い。月曜日のミーティングで通しでZoom越しにプレゼンし、その場でフィードバックをもらった。大きな修正箇所はなく合格点がもらえたのでほっとした。自分でもどうしようかな、と思っていた箇所についてアドバイスがもらえたので、その点をもう少し補強(スライド1~2枚追加)することにした。Zoomだとどうしても原稿を読んでしまうことになることを相談したところ、聞いている感じでは決して悪くないし、他の学生もそうしているから問題ない、特に私は英語がネイティブではないので、原稿を用意して伝えたいことをちゃんと伝えるのは良いと思う、というコメント。
私の場合、博士課程が始まってすぐにコロナが蔓延したので、ミーティングやカンファレンスは100%オンライン。Zoomがスタンダードになっている。これが対面のプレゼンだったら原稿を暗記しないといけなかったり、緊張して言いたいことを忘れてしまいそうだけど、オンラインの場合はその点、自室からできて気軽だな、と感じた。今後、残りの博士課程の中で、対面でのミーティングやインタビュー、カンファレンスをやる機会が来るんだろうか、とさえ思ってしまう。
今日はミーティングがないので朝から登校。10か月ぶりに前の席に座る人(スロベニア人でオーストラリアの永住権を持っている人)に会って、色々と会話した。スロベニアについて自分が何も知らず、場所すら分かっていなかったので、Google mapで確認してみたらイタリアの東だった(しかも最初スロバキアと間違えるという失態をしてしまった)。人口は200万人しかいなくてメルボルンの半分以下。旧ユーゴスラビアの話やバルカン地域の定義、スロベニアの歴史について教えてもらった。オーストラリアには本当にいろいろな国から来ている人がいて、話をすると面白い。
その人も数か月ぶりにキャンパスに来たとのこと。意外にキャンパスに人が戻っていることに驚いていたが、メルボルンではまだまだWork from homeがスタンダードになっている。その人はあとは論文書くだけだから基本的に家で作業するとのこと。指導教官も、もう家から働くのが当たり前になって、片道30分の通勤が面倒になった、と言っていた。1年弱前、ロックダウンが始まってキャンパスもシャットダウン、登校できなくなったときは皆動揺したのに、その状況が1年近く続くと、今度は家から仕事するのが当たり前になる。でも私は大学にいる方が集中できるので、なるべくキャンパスに行きたいと思っているが、自転車通学なので天気予報が雨のときはWork from homeしている。
あと今日は久しぶりに、博士課程を始める前に働いていた会社で仲良くなった米国支社で働く中南米出身の同僚からメッセージがあった。いろいろと近況交換している中で、アメリカの様子を聞いてみたところ、まだ出社はしていない状況とのことだった。ほんと世界中がこんな感じになってしまっているんだな、と実感。今思えば、私はオフィスで仕事したり、海外出張したり、日本に出張してきた海外拠点の人と食事に行ったりすることが好きだったけど、それらは全てできないことになっている。自分が学生している間に、所属していた会社も当然変わっていて、本社はテレワークを前提として基本的にフリーアドレス化、役職者が座る席も撤廃されたと聞いている。
実は今回引っ越しをすることになったのも、コロナによる変化が影響している。特に悪い変化ではなく、どちらかと言えば良い方に転んだと思う。ただ、かなり精神的に疲れたことも事実で、まだ自分の中で消化しきれていないため、日を改めて別の記事に書く。