Mount Gambier旅行の続き。前回の記事はこちら。
前日は天気が悪くて寒かったけど、2日目は晴れた。気温は真夏にしては低く、最高気温が22度くらい。朝は肌寒くてフリースやダウンが必須。40度になるときもあるのに、オーストラリアは気温の差が激しいので旅行に行くときは注意が必要(特にメルボルンやアデレードの夏場)。朝食はColesで買っておいたパン、フルーツ、ヨーグルトを各キャビンでいただく。SA州にしか売っていないローカルなヨーグルトがおいしかった。
子供たちは持ってきたニンテンドースウィッチをやったり(どこにいてもゲームをやりたがる…)、大人はおしゃべりしてゆっくり朝を過ごした。もともとの予定では、車で30分ほど走らせたNelsonという河口の街でカヤックをするつもりだったけど、Nelsonは州境を超えてVic州側にある。私たちも友人家族もNelsonに行くための越境許可証を取得していたけど、カヤックをしている途中に、どちらかの州でコロナが発覚して州境が閉じるなんていうことがあるとNelsonに足止めされてしまうリスクもあるということで、今回はカヤックは諦めた。その代わり同じ川の少し上流(SA州側なので州境を超えずに済む)で釣りをすることに。
車で30分ほど飛ばして到着。釣り竿は友人家族が持ってきていたのを借りる。とはいえ、あまり本気で釣るつもりもなくエサは買わなかった。前日の残りのソーセージやコーンをつけるという緩いモード。
私たちの他にもう一組の家族が来ていたけど、全然釣れていないようだった。私たちも何も釣れなかった。友人の旦那さんはせっかく準備をしてきたのに何も釣れなかったことにガッカリしていた。以前この辺りに来た時はもっとたくさん釣れたらしい。実際には、ニンテンドースウィッチの釣りゲーム(釣りスピ)のように魚が釣れるわけではないということを身をもって知った長男。
昼も近づいてきたので引き上げようとしていたところでアクシデント。釣り人がポイ捨てした釣り針が友人の娘ちゃんの指に刺さってしまった。釣り針が付いているとは思わず、長男と友人の娘ちゃんが落ちていたものを触っていたみたい。大泣きする娘ちゃんを友人夫婦が急いで車に乗せて救急病院に。私たちは別行動でいったんキャンプ場に戻ることにした。Mount Gambierは田舎とはいえ、SA州でアデレードに次ぐ2番目の街らしく、日曜日でも開いている大きな病院があって良かった。とはいえ、救急車で運ばれるような緊急性の高い病人やけが人を優先するため、かなりの時間病院で待つことになった。私たち家族は昼食をとった後に病院に向かい、妹の処置を長時間待つことになってしまった友人の息子くんをピックアップ。キャンプ場の中で遊んで友人夫婦と娘ちゃんの帰りを待つことにした。
遊んでいるうちに友人夫婦と娘ちゃんが戻ってきた。一時はどうなることかと心配したけど、無事に処置が終わって良かった。病院では子供向けのいろいろなグッズ(ぬいぐるみや塗り絵、シールなど)をもらえたみたいで、娘ちゃんも気持ちが明るくなって帰ってきた。
夕方、Mount Gambierにある観光スポットに出かけた。石灰岩でできた洞窟の上部が崩れ落ちて、大きな陥没穴ができたような場所。
庭園を鑑賞した後は再びColesに行って食材調達。前日のステーキがおいしかったので、また同じ肉を購入。2日連続でステーキだったけど飽きずに美味しく食べられた。アクシデントがあってどうなることかと思ったけど、無事に1日を終えられて良かった。近くにゴミ箱がいくらでも置いてあるのに釣り針を地面に捨てていくなんていうマナーが悪い人もいる。オーストラリアでは裸足で外を歩き回る子供も多いのに本当に危ない。釣りができる場所では、近くに釣り針が落ちているかもしれないということを想定して、子供たちに注意喚起しないといけないというのが今回の教訓。
後編に続く。