40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

フィリップ島へ旅行<中編>

今日はクリスマスだけど、フィリップ島旅行の続き<中編>の記事。

fourty.hatenablog.com

 

初日の夕方、海で遊んだ後は宿のプールで遊ぶ子供たち。20度ないくらいの気温だけど、そこそこプールで遊んでいる子供たちもいた。ほとんどが白人系オーストラリア人のお客さんだったけど、1組だけ幼児を連れた中国系の家族がいて、挨拶程度に話した。このファミリーとはこの後も2回、別の場所で遭遇して、行動パターンが同じだった(家族旅行に行くとこういうことはよくある)。

 

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小さなプールだけど子供が遊ぶには十分

せっかく街まで行って絆創膏を買ってきたのに、次男には「もう治ったからいらない」と言われた。子供の治癒力はすごい。絆創膏買うついでに、夕食のレストランを予約。夜にペンギン観察を控えているので早めの5時半。人気店のようで、中の席は空いてないと言われたため、テラス席に。少し寒いけど天気は悪くないので良しとする。今回、イタリアンにした。今住んでいるところがアジア一色で、美味しいイタリアンの店が近くにない。フィリップ島の方がよっぽど洗練されていて、目をつけていたレストラン。

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右端に見えるのがイタリアンレストラン。海の目の前という最高のロケーション

isoladicapri.com.au

 

レストランに行く途中にウサギを見かけた。オーストラリアでウサギを見たのは初めて。意外だった。

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ウサギは警戒心が強くて近づくとすぐに逃げてしまった

たまたま夫の誕生日だったので、ケチらず前菜から注文。注文を取りに来てくれた女の子はイタリア訛りの英語を話していた。若い時のペネロペクルスみたいにキュートで、明るくてお店の雰囲気にもぴったりと合っていた。

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前菜の盛り合わせが思いのほか山盛りでびっくり

ハムもチーズもとっても美味しくて、4人でシェアしてちょうどよい量だった。子供たちも大人と同じ分食べる。。私はワインを飲もうと思ったけど、雰囲気的にビールだったので、ビールを注文。地元のタップビールにしたら、これもおいしかった。

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ピザはカプリチョーザ。アンチョビとオリーブが大人の味だったけど、子供たちもパクパクと食べた(写真撮ろうと思ったら誰かがすでに1切取っていた)

前菜盛り合わせ、ピザ1枚、パスタ2皿でお腹がいっぱい。飲み物とデザート合わせて125ドル。高いようでそうでもないかな。東京に住んでいた時、周りに美味しいイタリア料理がたくさんあったけど、それと同じくらい、もしくはそれ以上の味。東京にいた時以来だったので、久しぶりでなんか懐かしかった。値段はこのレベルと量なら東京で食べる方が少し高いかな。またフィリップ島に行ったときにはここで食べよう。同じお店が隣でやっているジェラートも食べてみたいし。

早めの夕食を済ませた後は、観光のハイライトであるペンギンパレードを見に行く。島ということもあり結構寒くなってきた。家族4人ともダウンジャンパーを持ってきたのでそれを着ていく。宿から車で20分くらい、島の西の端までドライブ。ペンギンは日没とともに海から陸に上がってくる。今は夏なので日没が夜9時ごろ。ペンギンパレードの受付は7時半から。コロナでかなり人数制限をしているせいか、その日のチケットはすでに売り切れたようだ(前日に予約しておいてよかった)。

www.penguins.org.au

 

広大な駐車場についたら、ワラビー、ハリモグラ、グースに遭遇。野生動物がたくさんいた。

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写真ではよく見えないけど黒い塊がハリモグラ

ビーチに行く前に立派な施設があって、ここで受付を済ませる。展示施設は時間外で閉まっていたが、売店は開いていたので、ちょっとだけお土産を購入。

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セーターを着せられている小型ペンギンのディスプレイが可愛かった。奥に写っているのは売店

センターの建物を出てビーチまではボードウォーク。歩いている途中で、巣の中にいるペンギンが見えた。すごく小さくて作りものみたい。じっと動かない。餌を待っているのだろうか。低木で囲われたような穴がペンギンの巣のようだった。そこら中に巣がたくさん。

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巣の中にいる小型ペンギンを発見

ボードウォークを歩いて行って、ビーチの前に備え付けられているベンチで待機。チケット売り切れのわりにガラガラだった。吹きっさらしで寒い。真夏でもダウンが必要なんだから、冬なら無理な寒さだろう。。日本で買ったガイドブックには「夏でも羽織るものを1枚持参しましょう」と書いてあったけど、そんなレベルじゃない。冬服が必要。私は長そでTシャツ+ニット+ダウンを着たけど、それでもまだ寒かった。ちなみにこの場所は安いチケットのゾーン。よりペンギンを近くで見られる高いゾーンは売り切れだった。

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景色はきれいだけど寒かった。オレンジ色のジャンパーを着た人は係の人で色々と説明してくれた

この日の前日は、夜9時6分にペンギンが海から上がり始めて、全部で1,567羽以上いたとのこと(毎日係の人がカウントしている)。多い時は2,000羽が上がってくるらしい。この日は9時10分ごろになって、ペンギンが海から上がり始めた。何十羽も塊になってビーチを上がってくる姿を日没後のかなり暗くなった中で目を凝らして見た。長男が双眼鏡を持ってきていて正解。海から上がってくるところを見たら、すぐボードウォークの方に戻った。ボードウォークの横をペンギンが歩く姿が間近に見られるので。フラッシュが光らないように、日没後は写真を一切撮ることができないので、記録はなし。小型ペンギンは身長が30~40センチ程度しかなくて、近くで見てもとても小さい。手のひらに乗りそうな大きさのペンギンがトコトコと歩いている姿はとてもかわいかった。

 

オーストラリアは鎖国中なので、海外からの旅行者はゼロ。今のうちに人気の観光地を回っておこうと思って来てみたのが良かった。人数を絞っている中でも、限られたボードウォークのスペースから、歩いているペンギンを見る人で少し人混みができていた(屋外でも1.5mの距離を保てない場合はマスク着用ルールあり)。これはフルで人が来ているときにはほぼ見られないだろうな、と思った。

 

いつもは夜9時に寝る子供たちも何とか起きていた。施設を出るころには10時前になっていたので、次男は車に乗ったら速攻で寝た。宿に戻って冷えた体をシャワーで温めて就寝。ペンギン可愛かったなあ。

 

ロックダウン中、フィリップ島では毎日ペンギンパレードを中継していた。これを見て絶対に行きたいと思っていたので満足。観覧が再開されて、ペンギンパレードの中継は終わったみたいだけど、過去の動画は見られる。中継はスタッフの人が日替わりで解説してくれていた。


Live Penguin TV (promo video)

 

初日の出来事を前編と中編に分けて記事にした。後編は2日目のことをさらりと書く予定。