40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

初めての歯医者

ロックダウンの緩和により歯医者もオープンしたので、どこも不具合はないが、何となく勢いで行ってみることにした。ちなみにオーストラリアでは歯科は通常の医療保険の対象外であるのに加えて、そもそもの費用も高いことで有名。

 

 

私は虫歯になりにくい体質のようで、ありがたいことにこれまでの人生でほとんど虫歯になったことがない。したがって、子供の頃も歯医者にあまり行ったことがない。でも大人になってからは、勤めていた会社の診療所に付属している歯科で毎年検診してもらえたのをきっかけに、治療のためではなくメンテナンスのために自主的に歯医者に行くようになった。オーストラリアに来る直前の今年1月にも、しっかりと検査とクリーニングをやってもらった。次は年末に日本に一時帰国した時に(保険がないので)自費で検査とクリーニングをやってもらおうと思っていた。ただ、コロナのせいでオーストラリアは鎖国中。いったん出国すると学生ビザでは再入国できなくなってしまうので、年末年始に日本に帰れない。1年以上歯医者に行く間隔を開けたくなかった。

 

歯医者は大学のキャンパスの中にある。大規模な大学病院はキャンパスから少し離れたところにあるが、クリニックと歯医者はキャンパスの中にあり、職員や学生が使いやすいようになっている。Websiteで簡単に予約することができた。日にちや時間とともに担当の歯科医も選ぶことができるので女性にしてみた。

 

担当してくれた歯科医の先生は同じくらいの年齢で、てきぱきと進めてくれた。歯医者の流れは日本と大体同じだったけど、やっぱり日本の先生の方が繊細な感じ。こちらは、歯石取りも容赦ない感じで、グリグリ、ガリガリといった風に進めていき、歯ぐきからの出血が日本の場合と比べて結構すごかった。でも目視及びレントゲンで虫歯がないことは確認できたし、歯石を取ってもらって口の中もすっきりと気持ちが良い。

 

歯医者の費用は案の定、高額だった。検査、レントゲン、歯石除去、フッ素で…336ドル!約2万5千円!!高い!!でも蓋を開いてびっくりというわけではなく、最初から料金の説明があり、検査だけにするか、歯石除去もするか、レントゲンも取るか、フッ素はどうするか、逐次値段とともに聞いてくれた。とりあえず先方が進めることをすべてやってみた結果がこれ。これじゃあ、オージーも歯医者行きたくないわね。日本で100%負担だったとしてもこれより安い気がする。

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次は半年後にまた来てね、ということだったけど、やっぱり高いのでできれば日本に一時帰国したタイミングで自費診療受ける方が良いかな。もし1年以上帰れないようなら、また1年後に大学の歯科で検査とクリーニングをしてもらおう。

 

家のインターネットが相変わらず不通なので、昨日と本日は2日連続で図書館通い。まだロックダウン中なので、図書館も短縮営業で9時から17時まで。9時の開館に合わせていったら列ができていた!早く来ている人は個室狙い。荷物も置きっぱなしにできるし、中で弁当も食べられるからね。家で勉強できない人は、個室にこもって8時間確保したいんだろうね。

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でも昨日、本日と2日続けてVic州の新規感染者がゼロだった!毎日1万人以上の人が検査をしているのにゼロというのは、信頼できる数字のようで嬉しい。メルボニアンたち、頑張って我慢して、かなり抑え込んだな。明日から人数制限付きでカフェやレストラン、小売店、ビューティーサロンなどがオープンする。鬱になりそうな長期間のロックダウンに耐えて、やっと少しずつ自由を取り戻したメルボルン。とりあえず、近所のレストランで外食したい。あと、ダイソーに行って子供のお弁当グッズと旅行用の歯ブラシセットを買いたい。この2つが今から楽しみでしょうがない。幸せのハードルがとても低くなった。