今週の水曜日、久しぶりに大学のキャンパスに行った。目的は図書館で本を借りるため。Research designの全体像が見えてきたので、先週後半から少しずつWordに書き始めたが、詳しく書いていこうと思うともっと知識を得る必要があり、そのためには本を読む必要があった。ロックダウン中は、大学の授業もすべてオンライン化されているけど、自宅の環境が学習に適さない学生のためや、書籍の貸し出しのために図書館はかろうじて開いている。
大学はいくつかのキャンパスがあり、図書館も全部で6~7か所あるけど、ロックダウン中は自分で本を取りに行かなくても、無料で大学図書館が自宅まで送ってくれるサービスがある。私はメインキャンパスまで自転車で行ける距離に住んでいるので、手っ取り早く自分で借りに行くけど、借りたい本が他のキャンパスの図書館にしかない場合は郵送を依頼する。この半年の間に何度か送ってもらい、大変助かっている。昨日も別キャンパスの図書館から2冊届いた。
久しぶりの図書館には、そこそこ学生がいた。3月に大学の1学期が始まってから、メルボルンはほぼずっとロックダウン状態なので、通常の図書館がどんな感じなのか全然わからないけど、キャンパス自体は閑散としている。ロックダウンが始まる前の夏休みと同じような雰囲気だ。キャンパス内で営業しているのは、スーパー(キャンパス内に学生寮があるため)、コンビニ、郵便局(2つある銀行はATMのみしかやっていない)、カフェ2店と飲食7店舗くらい(もちろんすべてテイクアウトのみ)。飲食店とカフェが思ったよりも営業している。カフェは、キャンパスで研究/実験することを許可されている一握りの研究者(医薬学系など優先度が高い学部やラボ施設を使う研究者のみ)や警備員、施設保持のための職員などのために営業している風だったが、テイクアウトの店のニーズはほとんどがデリバリーのようだった。ひっきりなしにウーバーイーツみたいな人達が来ていた。
私はいつものようにコンビニに立ち寄った。なぜか日本のお菓子とペットボトル飲料のラインナップがやたらと充実しているコンビニなので、子供たちへのお土産を買うつもりで。そして、ロックダウン中は売れ行きが悪いため、賞味期限が2週間くらいと近くなった品が半額セールになる。今回も半額で日本のお菓子をゲットした。それにしても、いつも不思議なのは、なぜ大学のコンビニにこんなに日本のお菓子があるのか、ということ。全学生に占める日本人学生の割合とコンビニに占める日本の商品の割合を比べたら、10倍以上の差があるように思う。アジア系の留学生が買うんだろうか??例えば、下の写真の「ソーダキッズ」という小学生向けのお菓子(なぞなぞ付き!)、大学生が買う??袋をつぶすと「ポン」と出てくる飴玉が欲しい大学生なんている?オーナーが日本びいきなのか?
コンビニでいつものように買い物して店を出たら、ご自由にどうぞ、のお菓子コーナーを発見。Free, Expires Today, Enjoyと書いてある。ラッキー。どうやら今日で賞味期限が切れるお菓子を無料配布しているらしい。閉店まで1時間少ししかないのにたくさん余っている。私が物色していたら、たまたま通りかかったおじさんが興味深そうに見ていたので、「このお菓子無料らしいですよ」と声をかけてみた。おじさんは、いくつかのお菓子を手にもって「I've got three kids!」と言ってきた。別に私にそんなこと言わなくてもたくさん取っていけば良いのに、と思いながら、私も「I've got two kids」と言ってみた。
家に戻ったら、家族が大喜び。今日が賞味期限なら、余った分は捨ててしまうのだろうから、と思って遠慮なくいただいてきた。でもふと、こんなにいろいろな種類のお菓子の賞味期限がすべて今日って変じゃない?と思った。案の定、見てみたら10月や11月のものがほとんどで、あれ??となった。店員さん間違えた?もうもらってきたものはしょうがない。まあ、これもオーストラリアらしいと言えばらしい出来事。その日、長男の友達と公園で会ったので、メントスやキットカットをいくつかおすそ分けしたら喜んでいた。賞味期限が2週間くらいに迫ったお菓子を半額にして、2か月あるお菓子をタダで配るというのは絶対間違いだよね。無料配布にしてしまった店員さん、店長から怒られていないと良いけど…