40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

制約だらけの中で過ごす日々

長い長いメルボルンのロックダウン。まだトンネルの途中にいる。今日ふと思ったけど、世界中見渡して、メルボルンよりもコロナの状況がひどい場所は山ほどあるけど、ロックダウンをこんなに長い間している場所は他にないのでは?第1波では3月下旬から6月上旬、第2波では7月上旬から現在進行形。。あまりにも不憫なVictoria州の住民向けに、先日チャールズ皇太子がビデオメッセージを寄せていた。オーストラリアでは、ある年齢層や文化圏にいる人たちは、まだまだイギリスが大好きなので、さぞかし勇気づけられただろう*1

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日によって、こんな中でもできることをやっていこう!とポジティブにとらえられるときもあれば、あぁもういい加減にしてくれ、と本当に嫌になるときもある。第2波が来てしまった原因は、海外から帰国した人たちのホテル隔離の失敗らしい。他のオーストラリアの街は人口も少なく海外からの帰国者が少ないのでコントロールしやすいだろうが、同じように海外からの帰国者が多いシドニー(NSW州)でも感染者を抑えられている。どう考えてもVic州の失態。留学先にメルボルンを選んだのは貧乏くじを引いたような気分になる。州政府は現在、ホテル隔離施策の失敗を検証しているらしいので、今回の教訓を活かして今後は頑張ってほしい。私が一市民としてできることは、州政府が決めた通り、外出時は常時マスクを着用すること、1日1回1時間以内かつ自宅から5km以内での食料品の買い出しとエクササイズのための外出以外の行動はしないこと、学校が決めた通り、毎日子供が与えられた課題を達成できるよう親としてサポートすること。そして、そんな中でも自分が本来やるべき研究なり仕事なり家事なりを可能な限り行うこと。

 

先々週、ついに大学キャンパス内で感染者が出たというメールがあった。しかし大学職員でも学生でもなく、清掃を外注しているコントラクターの一人。8月上旬にロックダウンがステージ4に引き上げられてから、大学はかなり限られた人しか行くことができないが(具体的にはキャンパスで研究や仕事をするには学部からの許可証が必要)、感染を予防するためにキャンパス内を消毒して回る清掃業者が感染していたとは何とも皮肉(それ以前にはキャンパス内での感染は報告されていない)。その感染してしまった人は図書館の消毒をしていた。もちろんマスクやグローブをきちんと着用した上で消毒作業をしているため、その人から大学内での感染の拡がりは報告されていない。私はステージ4が始まってから図書館に行くことを控えていたが、改めてコロナは身近にあるんだと気づかされた。

 

ここ1~2週間はこんな感じで過ごしている。後から振り返って、あの時は辛かったなあ、と思い出すような内容になっているかもしれない。毎日、食べることくらいしか楽しみがない。研究の成り行きは別の記事に書こうと思う。

 

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週末にやることがなさ過ぎて巻きずしを作って食べた。美味しかったし家族にも好評だったが、上手に巻くのが難しくて疲れたので次に作るのはもう少し後

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別の日には余りもののトルティーヤの皮で簡単手作りピザ。子供は好きな具を載せてクリエイティブに暇つぶし。これは超簡単で美味しくできたのでリピート決定

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庭に立てたテントの中で折り紙をする次男。天気が良いと気持ちもポジティブになる

 

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先週から5km以内にある公園まで車で行って1時間エクササイズすることがOKになったので、久しぶりに大きな公園に行った(以前は車を使ってエクササイズ目的に移動するのは禁止されていたため、1時間以内という時間制限の中では本当に近所しか行けなかった)

 

 

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先週から突然はまりだしたApple cider。酎ハイが飲みたいなあ、と思っていたところで閃いて購入してみたら、今の気分にぴったりだった。いろいろなメーカーのものを試している https://www.5seeds.com.au/cider-range/crisp-apple-cider/

 

*1:修士でロータリー財団の奨学金をもらってアデレードに留学していた際、地元のロータリークラブの会合に毎月参加していたが、会員のおじさまたちは乾杯のときTo the queenと言って、パブの壁に貼られているエリザベス女王の写真に向けてグラスを掲げていた。最初これを見たときは、冗談か?とびっくりしたのを覚えている。2回目からは私も倣ってTo the queenと言ってみたけど、なんかしっくりこなかった。