40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

日本から荷物が届いた週末

ロックダウン中なので、大して変化のない週末を過ごしている。先週書いたブログと同じように、土曜日は週末のルーティンと化している魚屋さんに行き、Sashimi salmonとエビを購入。今週末の魚屋さんでは、いつもよりも生きたまま売られている食材が多かった。木くずが入った箱の中には大きなカニ、水槽の中には10匹以上の食用ザリガニ(日本でよく見るアメリカザリガニよりも2周りくらい大きくて色が青い)。ここはありふれたメルボルン郊外の住宅地だけど、一体どんな人が生きたままのカニやザリガニを買うのか。 

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我が家の夕食は無難。サーモン刺身、ゆでエビ、ジャガイモとツナのガレット、枝豆、大根と青梗菜の味噌汁、白飯。初めて試みたのは、ゆでエビの頭を捨てずに冷蔵庫で保存しておき、翌日の日曜日(今日)の昼ごはんにエビの頭からとった出汁の味噌汁を作ったこと。毎年両親と3世代で訪れる愛知県の海水浴場の前にある旅館(民宿?)の朝ごはんには、前日の夕食に出された刺身盛り合わせの伊勢エビの頭の部分で出汁を取った味噌汁が出てくる。これにはかなわないが、オーストラリアでエビの味噌汁が食べられること自体に満足。そういえば、ちょうど1年前の今頃もその旅館で、博士課程留学か、海外赴任かを悩んで、両親にも相談していた。1年後、自宅から5km以上離れると罰金がとられる生活をするとは全く予想できなかった(当たり前だが)。

 

遠い昔になってしまった1年前。 

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日曜日も先週と同じく、庭にアウトドア用の椅子を出して、子供はおやつを食べて、私は白ワインを飲み、つかの間のお出かけ気分を味わう。これまた先週と同じように、隣のイラン人ファミリーはバーベキューをしていた。移動制限がある人達の週末のルーティン。

 

違うのは、実家からDHLで荷物が届いたこと。長男はベネッセの通信教育をタブレットで受講しているけど、教材は日本の私の実家に届くので、定期的にそれを送ってもらっている。今回は水曜日に発送し、日曜日に受け取った。DHLは相変わらず仕事が早い。ベネッセの教材だけ送ってもらっても高くつくので、他に長男リクエストのコロコロコミック2冊、次男用のワークブック3冊、子供用の折り紙3セット、タコ糸2本(長男工作用?)、子供用の歯ブラシ4本、布マスク20枚(数枚お願いしたつもりだったけど20枚もあってびっくり)、緩衝材の代わりにタオルなど。*1

今回、ベネッセの教材の望遠鏡が怪しく見えたのか、途中で箱を開けてチェックされた形跡があったが、無事届いて良かった。

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日本から送られてきた荷物の概要(一部写っていないものもある)

でも送料を聞いてびっくり。5,000円くらいだと思っていたら、13,000円とのこと!!当然中身のものよりも送料の方が高いけど、子供たちは大満足。さっそく電話してお礼を伝えた。年末帰ってこれなさそうなら、また年内に何か送るわ、とのこと。電話ももちろん良いけど、こうやって物が届くのもつながっている感じがして嬉しい。人は国境を自由に超えられないのに、物は簡単に国境を越えられるっていうのがうらやましい。

 

*1:日本では「マスク警察」なる言葉があるらしいが、こちらメルボルンでは自主的なマスク警察が出動せずとも、ちゃんと給料もらっているリアル警察がマスクチェックをしている。マスクやフェイスカバーをしていないとその場で200ドルの罰金。毎日何十人もが罰金を取られている。一方、アンチマスク運動(マスク反対運動)も起きており、結構興味深い。20枚のうち2枚安っぽいマスクが入っていたけど、聞いたら数年前に両親がチベット旅行した時、旅先の露店で買ったものとのこと。なぜそれまでオーストラリアに送ってきたのか…