40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

DHLに感謝した日(郵便局の国際小包は機能停止中)

今日、昼過ぎにドアをノックする音がしたので、出てみると宅配業者のDHL。心当たりがなかったので、「?」という顔をしたら名前を聞かれ、答えたら小包を渡された。次男用に契約したベネッセの「こどもちゃれんじ」の教材だった。届くと思っていなかったので、サプライズのプレゼントのよう。子供たち大喜び。

 

実は、両親が3月下旬に次男の誕生日プレゼントや長男の漫画雑誌、乾物系の食材を詰めた箱を郵便局の国際小包(EMS)で発送してくれていたけど届かなかった。だから海外から荷物が届くのは全く予想外のこと。

 

届かなかったEMSについて。このご時世なのでやっているのかな?と不安に思いながらも、日本郵便のホームページにはオーストラリア宛の国際小包を停止していることは書かれていなかったし、窓口で聞いても大丈夫ということだったので、3月26日に実家の最寄りの郵便局から発送してもらった。EMSは追跡できるので、番号を教えてもらって調べてみると、翌日に中部国際空港に届いている。順調順調、と思ったら、そこからずっと動かない。2週間たっても何も起きないので、父親が郵便局に問い合わせてみたら、飛行機が飛んでいないようです、とのこと…。どんな環境かもわからない中部国際空港の倉庫に置きっぱなし、管理者もいないような状態で荷物を無くされても嫌なので、いったん家に戻してもらう手配をした。子供たちはいつ届くのか、毎日楽しみにしていたので、届かないと知ってガッカリ。

 

今回は問い合わせをして対応してもらえたのでまだよいが、そもそも郵便局はそのように倉庫に保管している荷物の対応をどうするつもりなんだろうか。ホームページや窓口でお知らせしなければ、引き受けた海外宛の荷物がどんどん中部国際空港の倉庫にたまっていって困るのでは、と思う(他の空港の状況はわからない)。ちなみに、ホームページには、中国行きは停止している、という情報や遅れが出ている国についての情報はあるが、オーストラリアについては全く触れられていない。非常時に社内で最新情報を共有したり、それをタイムリーにホームページにアップしたり、窓口まで情報を行き渡らせる仕組みがないのだろう。また飛行機が飛ばないときに、すでに顧客から預かった荷物をどう処置するかのマニュアルも無さそうだ。今回のやり取りで、郵便局の国際小包は非常時には脆弱なシステムということが分かった。今後の参考にしたいと思う(民営化されたとはいえ公共サービス機関なので強いと思っていたがそうでもなく、むしろ縦割り社会で動きが鈍いような気がした)。

 

※後日追記:日本郵便は遅ればせながら4月9日付でオーストラリア向けEMSの発送停止をHP上で公開。発送できない状態になってからお知らせに2週間以上かかるというのは、民間企業ではありえない遅さ。。今回日本郵便にはだいぶガッカリした(発送できないことではなく、現場がそのような状況になっているのに情報伝達が遅く、現場と顧客を混乱させ、情報開示まで時間がかかりすぎていることに対して)。その後、当該荷物はDHLで発送しなおしてもらい、発送からたった5日後に到着した。

https://www.post.japanpost.jp/int/information/2020/0409_01_01.pdf?200415

 

だからこそ、今日いきなりDHLが届いたときにはびっくりした。伝票を見ると4月8日にお茶の水の出版社から発送されている。両親が郵便局に小包を持って行ったよりもずっと後。そして週末を挟んでいるのに6日で届くってすごい。感動的。DHLは自分で飛行機持っているから、こういうときに強いのかも。大した荷物ではないけど、子供たちはコロナで学校にも行けず、日本にいればいくらでも買える日本語の漫画雑誌や絵本も手に入らず、という状況なので、このタイミングでベネッセの教材を届けてくれたDHLには感謝。海外受講は国内受講と比べてお金がかかるので少し迷ったけど、契約してよかった。来月の分を楽しみにして過ごせる。

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DHLは自社で飛行機を持っている https://worldairlinenews.com/category/dhl-express/