40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

指導教官とのミーティング、Social distanceを保つ

今日の午前中、4回目の指導教官とのミーティングを実施。前回のミーティングの様子はこちら。

 

fourty.hatenablog.com

 

日々のことを記す際に、コロナウィルスのことは避けて通れなくなった。オーストラリアでは毎日のように新たなより厳しい政策がLaunchされている。とりあえず大学はまだShut downされていないが、人と人が話すときに1.5mのSocial distanceを取るように、という方針が打ち出されている。指導教官のオフィスの四隅のうち、3つのコーナーに指導教官、副指導教官、私がそれぞれ座り、Social distanceを保ちながら進捗のレビューを行った。

 

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大学のいたるところに貼りだされているポスター

今日も前回に引き続き、Literature Reviewの構造(前回から大幅に更新したもの)のレビューとそれに対する意見をもらうことに。結果オーライ。副指導教官は、1回目のミーティングに引き続き、妙に私をほめてくれる。「まだPhDコースを始めて2か月で、これだけ色々と考えて構造を作ることができるなんてインプレッシブ。私はこの流れとても良いと思う。このままどんどん進めたらいいと思うわ!」というようなノリ。きっとほめて人を育てるタイプなんだろう。

 

そして、正指導教官は正指導教官でいつもの通り、鋭いコメントと的確なアドバイスをくれた。この事項に触れるなら、同時にCriticismについても述べておいた方が良い、この内容は簡単に触れるだけでなくてもう少し全体を俯瞰した方が良い、この内容は深く掘りすぎずに軽くAcknowledgeするだけでよい、この理論は最近アップデートがあったのでチェックするように、など。具体的な提案をくれるので助かる。なるほどなるほど、と聞いておいて、ミーティングから戻ったら、忘れないうちにメモを整理。そして自分の英語脳が電池切れ。指導教官とのミーティングを口頭だけで乗り切る自信がないので、毎回レジュメを準備し、それに沿って英語で説明、意見をもらって、内容を再度確認、というので1時間弱、まだ慣れていないせいか、かなり脳が疲れる。

 

ただ、ここ数日、やればやるほど深みにはまっているような感覚を持っていたが、自分が正しい方向に進んでいることがわかり安心。この沼ははまるべき沼なんだ、と思い、どんどん進めていくことにしよう。

 

そして、コロナウィルスがとうとう生活に具体的な影響を及ぼし始めた。小学校が明日から休みになることが昨日の午後に発表。先週UKの学校がシャットダウンされたニュースを聞いて、ある程度予想していたので驚きはなく、やっぱりかー、といった感じ。どちらにせよ、小学校は来週から2週間秋休みだったので、それが数日前倒しになっただけだが、いつ終わるかわからない。これからしばらくはパートタイムでしか作業できなくなる。まあ、文献調査だけなので何とかなるだろう。しばらくの辛抱。

 

週末は遠出や人混みを避けて過ごした。ある意味、Lockdownがかかったこれから数週間の予行練習のようなもの。天気予報がいまいちだったので、子供たちと家でクッキーを作って食べた。スーパーでキットが売っているので簡単にできる。こちらのクッキーらしく甘々だったけど、焼き立てのクッキーは最高。あとは、徒歩10分で大きな広場に行けるので、そこで子供を思いきり遊ばせた。今のところ、屋外の公園などで遊ぶことまでは禁止されていない。規則正しい生活、栄養のある食事、適度な運動を組み合わせ、免疫力を保つこと、人混みを避けることくらいしか、自分にできる対策がない。

 

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焼いたクッキー、右の皿は子供たちの作品

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散水中のスプリンクラーで水遊び