40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

子どもの予防接種問題

学生ビザの申請を終えて、次に取り組むべきタスクは子供の予防接種。。。これがまた自分にとって難易度が高く、数日間向かい合いたくない気持ちで避けていたが、意を決して取り組んだ。その結果を記しておく。

 

ことの発端は、小学校への入学手続きをする中で、予防接種の証明についても提出するように言われたこと。親切にも学校からメルボルンにある日本語が通じて日本の事情に詳しいクリニックを紹介いただき、そこからインストラクションをもらったことは以前記載した。そのクリニックとやり取りをしながら進めている。

 

fourty.hatenablog.com

 

なぜこんなに予防接種問題が複雑になっているかについて。

①日本とオーストラリアで定期予防接種の対象となるワクチンの種類が異なる

②日本の定期予防接種の対象となるワクチンの種類が長男と次男の間で異なる(制度変更による)

③4年ほど前に引っ越しており定期予防接種の抜け漏れが発生

このうち、③は完全に個人的な事情で自分の怠慢によるもの。

 

①日本とオーストラリアで定期予防接種の対象となるワクチンの種類が異なる については、何が定期接種の対象になるのかが違うことと、ワクチン自体が異なることの2つの違いがある。何が定期接種の対象になるのかについては、(なぜか)横浜市のHPにわかりやすくまとめてある。

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https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/kansen-center/shikkan/kakkoku/auimmunization1.html

このうち、日本では定期接種の対象になっている「B型肝炎」は、長男、次男が生まれた際には定期接種の対象ではなかったため、上記表でいうと私にとっては「日本で未実施」にカテゴライズされる。日本で定期接種の対象となっていないワクチンで、オーストラリアでは対象になっているものは、日本で自費で接種するか、オーストラリアに行ってから接種するか、でよいのでわかりやすい。

 

一方の課題としてある、ワクチンの種類が違う問題。象徴的なのは、日本のMR(麻しん・風しん)がオーストラリアではMMR(おたふく・麻しん・風しん)という3種混合になっていること。日本ではおたふく(上記表でいうとムンプス)は任意接種のため、MRを日本できちんと受けていても、オーストラリアではMMRを受けていないということになるらしい。じゃあどうしたらよいのか。日本でおたふくワクチンを自費で接種するか、オーストラリアに行ってからMMRとして打ち直すか。また、日本では四種混合として、ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオがあるが、オーストラリアではDTPa(ジフテリア・百日せき・破傷風)とポリオは別。これは日本で四種混合を打っていけば問題ないはず。

 

ただしここで②日本の定期予防接種の対象となるワクチンの種類が長男と次男の間で異なる(制度変更による)問題がある。長男の時代は、四種混合ではなく三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)で、ポリオ(経口)は別。長男は三種混合を3回接種済みで経口のポリオを2回接種しているため、三種混合をあと1回接種しなければならないが、③4年ほど前に引っ越しており定期予防接種の抜け漏れが発生 問題で受け忘れ。自治体が変わると受診票も発行し直してもらわないといけない煩わしさ。。

 

ここまで書いているだけでも混乱してきた。今日、自治体の保健所に電話して、事情を話したところ、無料で受けられる、つまり定期接種内の受診票を送ってくれることになった。だが、長男、次男、それぞれ1種類だけだった。あとは日本で自費で接種するか、オーストラリアに行ってから接種するか。間を開けたりする必要もあるので、あとは病院と相談してみよう。子どもの予防接種問題、難易度が高すぎる。