40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

博士課程

学会参加の予定変更

今週、私はゴールドコーストにいて学会発表をしているはずだった。でも当日に出張取り止め、今もメルボルンの自宅にいる。 昨日の朝、夫がぎっくり腰になり、ベッドから起き上がれなくなった。私は朝10時ごろに家を出るはずだったけど、大人一人がダウンして…

指導教官をマネジメントする

最近思う博士課程に必要なスキルとは、プロジェクトマネジメントスキル。タイムマネジメントは当然のことながら、ピープルマネジメントも重要な側面。特に指導教官をマネジメントすることが必須。久しぶりに思い出したこの感覚。日本の会社で働いていた時、…

ビジネスカンファレンスに参加

先週の木曜日にメルボルンシティで開催されていたビジネスカンファレンスに参加した。主催者は私に仕事のオファーをしてくれた企業。その時の話は以下に。 fourty.hatenablog.com ブログにはちゃんと書いていなかったが、このオファーについての結論はほぼ出…

博士課程とお金

ここ3週間くらい、かなり頑張って博論に取り組んでいる。12月初めに3年目の審査があるから。そこにある程度、質の高いDiscussionの章を提出したいが、先月、理論的フレームワークを大幅に改訂することにしたので、それに合わせてDiscussionを書き直している…

博論に真剣に向き合う日々

最近、研究の話ばかりブログに書いている。プライベートでも書きたいことはあるがとりあえず本業の記録から。これらの記事の続編。 fourty.hatenablog.com fourty.hatenablog.com 先週、カナダ帰りの指導教官にお願いしてミーティングを設定。見直している理…

学内シンポジウムで発表&チェア

先週、水曜日は1日オフを取り、シティに出かけて友人とカフェ巡り。研究が煮詰まっていたので良い気分転換になった。木曜日と金曜日は学内のシンポジウム。木曜日はオンライン、金曜日はIn person という組み立てだった。個人的にはハイブリッドでやればいい…

指導教官とのミーティング、だんだん怖くなってきた

前回のつづき。 fourty.hatenablog.com カナダに出張中の指導教官とZoomでミーティング。トロント時間午後6時、メルボルン時間午前9時に設定してくれた。毎回Zoomでのミーティングだから、違う国にいても全然違和感がない。なぜか私以外の学生は対面でミーテ…

4か月かけてリジェクト

人生初の投稿論文について、ついにリジェクトのお知らせ。残念。提出からリジェクト判断まで実に4か月を要した。投稿したジャーナルは背伸びしたものだったとはいえ、デスクリジェクトにはならず、レビュアーに回って、その後かなりの間、エディターで最終判…

オーストラリア現地企業からのお誘い

先週の火曜日、突然仕事をオファーされるという驚きの出来事があった。まだ答えは出していなくて、悩んでいる最中。 ことの経緯は昨年に遡る。私は博士課程の研究のために、ちょうど1年前、オーストラリアにある大企業10社のマネージャーや責任者にZoomでイ…

ANZ学会のペーパ再提出、博論の見直し

今週は火曜日に日本語論文を提出した後、ANZ学会のカンファレンスペーパーの改訂を行い、木曜日に再提出。先週の指導教官とのミーティング内容を受けて、私がUpdateした内容をさらに指導教官が上書きして提出。 fourty.hatenablog.com 指導教官の文章は、論…

日本語論文を投稿

今朝、日本語の論文を最終化して、学会誌に投稿した。これは7月末に参加した日本の学会での発表をベースとしている。学会で発表した人はその内容をもとに学会誌に論文投稿することが推奨されている。せっかくなのでやってみようと思ったが、思った以上に時間…

指導教官とのミーティング、楽しい水曜日

今日は午前中にランチ付きのワークショップに参加した後、午後には3週間ぶりの指導教官とのミーティング。もちろんZoom。なぜかロックダウン中と変わらない。久しぶりに副指導教官も参加してくれた。今日は1時間の中で重たいアジェンダが2つあったので、時間…

酷いレビューとレビュアーの闇

今日はネガティブ投稿。自分自身の気持ちの浄化と博士課程で起きたことの記録として。お題はレビュー(査読)について。対象は前回の記事に書いたANZ学会のペーパー。 fourty.hatenablog.com 今週月曜日にANZ学会のサイト上からレビューにアクセスできるよう…

ANZ学会にアクセプト

昨日、12月にゴールドコーストで開催されるANZの学会にペーパーがアクセプトされたとの連絡があった。これはオーストラリア企業の分析結果。シアトルで開催されたAoMと比べるとローカル色(オーストラリア&ニュージーランド)が強く、アクセプトのハードル…

オーストラリア企業の分析結果をプレゼン

昨日は私の博士課程の研究プロジェクトに参加してくれたオーストラリア企業へ、フィードバックのプレゼンテーションを行った。研究の事例調査には日本企業6社、オーストラリア企業10社が参加してくれて(いずれも大企業)、それぞれの内容を博論のFindingsの…

コロナとともにある留学生活

2週間以上ブログをさぼってしまった。実はこの間、ついに(というべきか)コロナウィルスに感染。ブログを書くこともできたけど、色々な事務手続き、体調の変化、気持ちの整理などに時間がとられた。タイトルだって、なんて書いたら良いのか分からないくらい…

出張準備、投稿論文の進捗、査読の依頼

もうすぐ出張。先日からバタバタと過ごしている。そんな中、研究以外に学内でバイトも始めた。先週から今日までの出来事。 アメリカ学会のプレゼン最終化と録画のアップロード 先週の火曜日にオンライン英会話Camblyの先生(毎週2~3回、レギュラーでお願い…

最後のO-week、友人の帰国

今週も色々なことがあった。まずは前半の話。大学は来週からセメスター2(後期)の開始で今週はO-weekだった。昨年、一昨年のこの時期は完全にロックダウン中だったので、当然のことながらO-weekもなかった。今年はメルボルンに来て初めて経験するセメスター…

学会へのペーパー提出、初めての出版、Proceedings掲載からの問い合わせ等

先週~今週にかけて、本業である博士課程学生としての動きが色々とあった。まとめて一つの記事にする。 ANZ学会へのペーパー提出 12月にGold Coastで開催される学会発表に申し込みするために、オーストラリア企業10社へのインタビュー結果の分析を12枚にまと…

学会参加とボランティア

先週のシドニーへのロードトリップも含めてブログに書きたいネタがたまっているが、一番新しい話から書くことにする。私が所属する大学のキャンパスで今週の火曜日から金曜日まで4日間の日程で学会が開催されていた。学会の名前はASAAと言って、The Asian St…

投稿論文の不備、日本&アメリカ出張準備

2日前に張り切って論文提出したものの、出版社のEditorial Officeから提出物に不足があるということで差し戻し。詰めが甘い私。。あとは出張前の色々な手続きについて記録。 fourty.hatenablog.com 投稿論文の不備 木曜日の朝7時に提出し、18時過ぎにメール…

初めての論文投稿!

今朝7時ちょうどに、40年余りの人生で初めて論文を学術ジャーナルに投稿した。投稿しただけなので、リジェクトされる可能性もあるが、まずは投稿できたことを喜びたい。私が所属している大学の社会学部の博士課程学生は、特に在学中に論文投稿をすることを義…

20年ぶりのバイト

先月、20年ぶりにバイトをした。そして今月も不定期にシフトが入っている。オーストラリアで初めて給与が発生する仕事でもあった。昨年、ボランティアとしてオーストラリアの団体から業務を請け負ったことはあったが、今回はちゃんとお金をもらう仕事。と言…

ジャーナル投稿論文、学会への参加準備など

最近忙しくて毎日があっという間に過ぎる。これではいけない。ブログに記録を残しておかねば。最近あまり書いていなかった研究関連のことをまとめて。 ジャーナル投稿論文 もともと今年の8月にアメリカで開催される学会(AoM)への発表申込のために、1月に40…

帰国時期の調整とアワードの獲得

4月後半は子供たちのスクールホリデー中で多忙を極め、イースターやらアンザックデーやらの祝日も多くて疲弊。子供がいると休みは休みでなくなる。仕事しているときもよく同僚と「無駄な3連休は勘弁してほしい、平日より逆に疲れるわ」と愚痴っていた。こん…

子供たちを大学に連れて行った

先週木曜日は私が子守当番だったので、秋休み中の子供たち(小学生の息子2人)を自分が通う大学のキャンパスに連れて行った。盛りだくさんな一日だったのでその記録。 10時15分 自宅を自転車で出発。大学までの道のりは片道約4km。距離自体は大したことない…

別のキャンパスに出張

今日は1か月以上ぶり?に指導教官とのミーティングがあった。指導教官は2つのキャンパスで教えているため、両方のキャンパスに自分の部屋を持っているが、今日は私が普段所属している方のキャンパスではない方のキャンパスに出勤する日。ミーティングはZoom…

学会発表に申し込み、Moomba Festival

前回の記事で書いた2年目の審査の際に、イギリスの先生からもらったコメントで私が取り扱っているテーマ2つのうち1つについて、日本の文脈でとらえるたときに何かユニークな視点があるのか?その点をもう少し掘り下げた方が良い、という質問とアドバイスをも…

博士課程2年目の審査終了!

昨日は博士課程2年目の審査の日だった。時間は午後3時から4時の1時間。大学の授業は対面が完全復活しているけど、まだ審査はZoomのまま。私としてはZoomにあまりにも慣れすぎて、Zoomの方がやりやすい。昨年の様子はこちら。昨年は大学の図書館の部屋から参…

新メンバーの登場、留学生活の終わりの設定

先週1週間のハイライトは、PhD部屋に新しいメンバーが来たこと。ドイツからの留学生。女性。30代前半。指導教官は私と全く同じ(正も副も)。ほれぼれするくらい英語が上手。同じ部屋にいるスリランカ出身で永住権取得したローカル枠でのPhD仲間と同じく、私…